癒しの持つ力は心身ともに持続的・恒久的・継続的な安らぎの効果をもたらす。過激さの持つ力は、瞬間的・一時的なもので、しかも往々にして強い心的刺激を伴うので心身に悪影響を及ぼす可能性がある。
人間には心身ともに癒し要素を持つものが本質的には受け入れられる。特に心身にストレスがたまっている場合などは過激さは不適切である。バブル時代は白熱した刺激が好まれる傾向もあったが、バブル崩壊後、社会が不安になってくると過激な刺激はよどみ嫌われた。元々、過激さには人体危険が伴うのが常であり、それを求める傾向は一種の自虐行動である。心理学的に人間が本質的に求めているのは安らぎと平穏であり、もともと人間は攻撃的な要素を好まない。もしくは極力避けることで自己防衛を図る生き物なので、癒しを求めることを攻撃的要素を避ける意味でも非常に大きな意味を持つと本能的に知っている故の現象である。
癒し系とは、日本で1999年後半から現れた言葉で、元々はテレビに出演する女性芸能人において、和み・癒し・安らぎを感じさせるような人物およびそのふるまいを指す。
始まりは飯島直子が出演した缶コーヒー「ジョージア」のCMの姿を指して使われ、そのあと同CMに出演した優香や、その後同じく飲料水系のCMに出演した本上まなみ、井川遥などが言われた。なお、1999年以前は「癒し系」という言葉はなく、「ジョージア」のCMでも「安らぎ系」と言われていたが(その証拠に安らぎパーカーというものが当たる企画もあった)、大きなきっかけとして、1999年にミュージシャンの坂本龍一が発表した楽曲「ウラBTTB」が癒し音楽として大ヒットして、癒しブームになり、それ以降は人物などに対しても、癒し系と評されることが増えていった。
2000年代には男性にも使われるようになり、優しくおっとりとした雰囲気をもった一部の男性アイドルや俳優などが「癒し系」と称されることもある。小学館のOL向けファッション雑誌『Oggi』は、癒し系の特徴を持つ若い男性を「モイスチャー男子」と命名した。Oggiの定義によれば「純粋でひたむき。恋愛対象ではないけれど、一緒にいると安らげ、時にはキュンとする」男性のことであるという。(ウィキペディアより)